今回の「道の駅調査隊」はお茶の特集です。道の駅のオススメお茶として、掲示板の書き込みをはじめ多くのユーザーからメールを頂きました。その中から「彼杵の荘」が取り扱う東そのぎ町のブランド茶「そのぎ茶」と駅の取り組みを紹介します。

□道の駅とお茶
道の駅でお茶を扱っているところは数多くあり、九州各県で生産されているお茶で名前を聞いた事のあるものとしては、『八女』『嬉野』『彼杵』『都城』『知覧』などがあげられます。その他にも九州の各駅は様々なお茶を販売しており、隠れた銘茶が数多く存在しています。
今回特集する「道の駅彼杵の荘」がある東そのぎ町が生産する「そのぎ茶」は長崎県内70%の生産を占めるブランド茶であり、道の駅としても一押し商品として取り扱っているそのぎ茶の秘伝をお茶通の岡崎駅長にお聞きしました。


九州道の駅ユーザーズクラブ(以下KMUC):今回は取材を受けていただきありがとうございます。今日は、ユーザーの間で話題になっていました「そのぎ茶」に関してお話をお聞かせ下さい。まずは、そのぎ茶の特徴から教えて下さい。

岡崎駅長:『そのぎ茶』は長崎県内70%の生産を占めるブランド茶として流通しており、ルーツは古く遣隋使・遣唐使の時代までさかのぼるといわれています。
▲今回はお茶通の岡崎駅長にご協力頂きました
産地としては、海から山手まで茶園がつづいています。このおかげで、4月に海側から摘みはじめ、5月中旬に山手にたどり着くまでまで新茶を味わうことができます。こういった地形は珍しく、計画的な収穫が行えるなどこの土地ならではの恩恵をかなり受けています。
また、茶葉の製法も特徴的です。蒸製玉緑茶(むしせいたまりょくちゃ)と言われる茶葉を傷めない製法で仕上げます。こうやって仕上げることで、茶葉は丸く巻かれ、煎じた時に茶葉がゆっくりと開き、何度も美味しさを味わう事が出来きるのです。香りが高く、まろやかな味わいが楽しめるお茶です。

▲広大な茶畑は迷子になりそうです。(海側) ▲山側は見えないくらい茶畑が続いています


KMUC:駅ではいろいろな「そのぎ茶」が販売されていますが、いざ買おうと思った時にどういったお茶を買ったら良いのか分からなくなってしまうことがあります。オススメを教えてください

岡崎駅長:ご存知の様にお茶には様々な幅があって、仕上げ加工を行う工場(メーカーの様なもの)毎に味わいが変わってきます。ここで販売しているものでは、100gで500円〜1,500円の幅が最も充実しています。自宅用として日常で飲まれるのであれば100g500円程度、お客様や贈答用であれば100g1,000円の銘柄をオススメしています。でも、最後はどうしても自分にあったお茶になってしまいますね。今の私のオススメは100g1,000円のお茶です。100g1,500円ともっと高級なものもあるのですが。以外と私にはこれが良くて気にいっています。自分の贅沢としても、人に贈るのにもいいお茶です。ぜひ、飲んでみて下さい。


茶葉以外も混ざっているお茶。実は100g1,000円のお茶を製茶時に出たものを集めているため味は折り紙付き。白折と呼ばれる。
価格:525円/100g
自宅用としても、ちょっとした来客用でもいいお茶。製品として一番品揃えが豊富な価格帯なのでいろいろな味が楽しめる。
価格:735円/100g
贈答用としても、来客用としもてなし用としても問題なく「そのぎ茶」を味わってもらえる。駅長も飲んでいるオススメNO.1のお茶。
価格:1,000円/100g
選りすぐりの茶葉から作られるため、なかなか手にいれることが難しいお茶。その分値段も高くなるがそのぎ茶の最高峰の一つである。
価格:1,500円/100g

KMUC:いろいろあるのですね。せっかくなのでちょっといいお茶飲んでみたいと思いますが、一度いいお茶を飲んだらなかなか戻れないのが心配です。
岡崎駅長は長くそのぎ茶に携わってこられたと思うのですが、お茶通として何か秘伝があれば教えて下さい。

岡崎駅長:秘伝というわけではないのですが、私が気をつけているのはお茶の煎れ方ですね。簡単な方法なのですが、そのルールを守るのと守らないとではぜんぜん違いますよ。
<お茶の美味しい煎れ方〜>
もう一つは季節の事です。お茶には美味しい季節が色々とあって一般的には5月の新茶が有名ですが、一夏過ぎた荒茶もオススメです。茶葉は製茶する前の状態で寝かせるとコクが出ますので、10月過ぎのお茶もなかなかですよ。昔は一回わざと保存してコクを出していたみたいです。今なら冷蔵庫での保存がよいのですが、荒茶の状態でないと保存しても意味がないので、手に入れたら是非やってみて下さい。
<お茶が出来るまで>

KMUC:町の特産品のお茶に対していろいろな取り組みをされていると思いますが最新の取り組みを教えて下さい

岡崎駅長:実は、お茶の木は30〜40年で植え替えの周期がやってきます。いまは「やぶきた」という品種が多いのですが、これをそのぎの土壌にあった品種に変えていく活動を行っています。もっと美味しく土地にあったお茶にと思っているのですが、いい品種の美味しいお茶は自然環境に弱く、収穫量が少ないのが問題です。ただ、こういった試行錯誤が、前よりもっと美味しいそのぎ茶をつくることにつながって行くと思っていますので努力あるのみですね。
▲新茶のシーズンには道の駅も賑やかに
それと、お茶は町の看板ですからそれを駅でもっと広報していきたいと思っています。一人でも多くのユーザーにそのぎ茶を知ってもらい、是非飲んでほしいと思っていますので、ユーザーの感想も是非知りたいところですね。

KMUC:私たちユーザーの意見が何かのきっかけになるのは私たちの望みでもありますので、ユーザーの感想をさっそく調査してみたいと思います。それをまとめてまたお持ちし致しますのでご協力宜しくお願いします。

KMUC:最後にこの美味しいお茶を道の駅を廻る時に飲むための、手軽な方法はないですか?

岡崎駅長:手軽にというのであれば、コールド専用ですがペットボトルや缶がオススメです。もちろんそのぎ茶をしっかり味わうこともできますよ。それよりもっと気軽にということであれば、この水出し茶がオススメです。一回で大量につくれるので水筒に入れて行くのにはぴったりです。1時間位で飲む事ができますのでこれからの行楽シーズンにはオススメです。

一般に販売されている茶と比較するとお茶としての味わいが高く、香りも高い。コールド専用。
価格:ペット(500ml/130円) 缶(350ml/120円)(200ml/100円)
冷茶を手軽に飲む事ができる水だし専用。冷水に入れて1〜2時間で飲む事ができる優れもの、そのぎ茶味わいもしっかり楽しむことが出来る。パック入り。
価格:525円

KMUC:水だしは楽でいいですね(笑)さっそく買って帰ります。本日は、お忙しい中ご協力していただきありがとうございました。ユーザーからの質問等が出てくると思いますので宜しくお願い致します

九州ユーザーズクラブでは「そのぎ茶」のモニター募集を行うことになりました。
参加者には、こちらからお茶とアンケート用紙をお送りしますので、別ページの要項に従ってご応募下さい。参加者にはもれなく謝礼を予定しておりますが、参加者多数の場合には抽選となります。

<モニター応募は終了しました>