〜もともとは、製造業として入られたんですね。リキュールというとお酒ですよね。もともと詳しかったんですか?
三:いやいや。呑むほうは詳しかったけど(笑)作るのは全く素人だったんです。夢工房の工場がオープンする前の2ヶ月間、ニッカウヰスキーの千葉の柏工場に研修で行ったりしてね。お酒ですからアルコール度数の測り方とかいろいろ学びましたよ。ニッカさんからも2名技術者が来ていて、当に漬けられた梅の果実酒などを作っていました。梅酒がやっぱりメインですけどね。最近では梅酒の梅の人気が凄いですよ。梅酒工場で一年間梅酒に漬けた梅があるんですが、それが人気なんです。昨年24トン漬けて、1キロ300円で販売しているんですが、リピーターのお客様が多く大好評で、あと4トンぐらいしか無いんですよ。まだ7月ですよ!(笑)以前は1年ぐらい販売していたんですが ・ ・ ・。梅酒も人気だし、反響が広がっているのを実感します。梅農家の皆さんも喜んでくれてますしね。
〜現在は物産の販売をなさっていますけど、道の駅での仕事は、以前のお仕事と何か違いますか?
三:営業の仕事としては、従来やってきたことと基本的には何も変わらないですね。ものを買って頂くということでは、基本的には何を売っても変わらないですよ。ただココでは、ルートセールスではなくて、来た方全員がお客様ですから、違うといえばその点ですかね。商品が良ければ何を言わなくても買っていただけるけど、どこの駅にでもあるものでは目にも留めてもらえない。そういう所では、例えば独自の梅の御菓子を作ったりして、ここだけのオリジナル感は出していこう、味やカタチを出していこうと努めています。 商品の試食の実施が多いのもそういうところから。「おいしいので買ってください」と自信を持って言えるものを提供したいですからね。梅、スモモ、スイカ、梨なんかも有名ですし、時期でそのつどそのつどの旬のものを販売できればと思っています。
〜梅酒や御菓子の話も出ましたが、大山と言えばやっぱり「梅」ですよね?
三:そうですね。今の時期はスモモなどもありますけど、やっぱり代表的なのは梅でしょうね。梅と言ってもいろいろとあって、「鴬宿梅(おうしゅくばい)」という品種は主に梅酒向けだったり、梅干用では小梅の「七折(ななおれ)」、大梅では 「南高梅(なんこううめ) 」が果実がやわらかくて梅干しに最適ですね。南高梅は完熟した梅を梅干しに漬け込みますが、梅ジュースや梅ジャムに利用される方が結構いらっしゃいます。 梅干しも、今は15軒の農家さんが出荷していますが、もちろん地元ではそれぞれの生産者で漬け込み方が違いますので塩分や、色、味が違います。それをお客様に楽しんでいただきたいですね。
大山には、『梅栗植えてハワイへ行こう』という当時の組合長が打ち出した全国でも知られるスローガンがあったんですよ。知ってます?
〜面白いスローガンですね!いつごろからあったんですか?
三:私が子供の頃だから、もう40年近く前ですね(※注=1963年に開始)。大分県で有名になった、「一村一品」運動のルーツにもなっているものなんですよ。当時はハワイ旅行なんて高嶺の花だったろうけど、みんな行っちゃたわけですからね。この地域の生産農家はパスポートを持っている率が高いんですよ(笑)。
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