〜梶原さんが駅長になられてもう1年経ちましたね。どうですか?「駅長」と呼ばれるのにもう慣れました?
梶:私はずっとここに居たので、することはあんまり変わらないんですが、責任はやっぱりありますからね。駅長と呼ばれるのは、ちょっと最初は違和感ありましたけどね。もう慣れたかな?(笑)私は地元出身で、今までずっと住んでいますよ。実家はここにも出荷している農家です。仕事はもともと朝倉市の会社、親戚のおじさんがやっている建具屋だったんですけど、そこに職人や機械操作の担当として6年通勤していました。忙しくてなかなか時間の自由が無い仕事だったので、ちょうど辞めたときに「道の駅に入らんか」と言われて、全く畑の違う仕事なんですけれど来ましたね。もう7年ぐらい、ここで働いています。
〜−地元出身の方なんですね。前の伊東さんは「全く地元と関係ない」と言っていましたが?
梶:狭い村ですからね。しがらみが無い方が逆にいい時もあるんですよ。
私とかだと、生産者や出荷者が知り合いばっかりだとか。たまに言い辛いこともあるじゃないですか(笑)
向こうからすれば子供の頃から知っている若造ですしね。「言い易い」と言ってくれるけれど、逆にこっちからはなかなかねぇ。
うちの道の駅はいろんなルートからお客さんが来てくれるんですけれども、最近はうちに来るまでに、他の道の駅や直売所も含めてライバルが多くなってきたから、売り上げ確保のためにみんなで頑張らないといけないなとは思っているんですけど。
うちの野菜は高原野菜ですけど、そんなに量はとれない。高齢化は進んでいるし、同じ時期に同じものがとれてドッと持ってきたり…まあ大変ですよ(笑)
でもホウレン草とか水菜とかは、土地が高い所にあるおかげで夏場でもでき
るので、重宝がられてはいるんです。売れるのはシイタケとか、やはり山の幸ですね。道の駅ができて、例えば高齢者の生産者の方々は一輪車で持ってきたりする。遠くまで持っていけないから、「出す所ができた」と喜んでくれてはいるんです。
〜やはり、今のご時勢だと例に漏れずみなさんご苦労されているんですね。今後は「こうしていこう」というものはありますか?
梶:今は本当に、ガマンの時期かな、守りには入りたくないんですけど、今はそういう時期かと。やっぱり「小石原に立ち寄ろうかな」と思ってもらえるようにね。どっちにしろ野菜は作っている作付け面積が少ないから限界はある。他のもので呼び込めるものがあればいいなと思っています。
熊本辺りの勢いはなかなか難しいにせよ、この施設規模と駐車場のこじんまりとした規模では、何とかやっている感じではあるんですが。上を見ていかないとですね。
陶芸の村まつりの時期、春は5月の3,4,5日ですね。そして紅葉の11月ぐらいの時期に来るお客さんが多いんですけど、冬はダメですねぇ(苦笑)
道の状況で通行止めになったりすると、やはり義務として道の情報を発信したりしなければいけないので、なんとか店を開けることはできるんですけど、今度は品物が来ないんですよ。お客さんに出すものが無くても仕方が無いし。
うちは陶器が全体の3割前後の売り上げになっていて、やはりそこは強いなと思うんですけど。野菜と陶器しかない。それでやっていく感じなんですよね。本当にこれで耐えていくしか無いですね。
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