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(1ページ向野さんのコメントからつづき)
カボチャの次に、イチジクやゆずを使って、イチジクのソフトクリームは、もうよそでも知られる存在になっていますね。ゆずは白石さんとも「ゆず振興協議会」を立ち上げていますので、今はゆずのソフトクリームやアイス、ジュースやシャーベットというのも商品化して、押していますね。冷凍技術を活かしたクッキーや饅頭も作ったりして、少しずつですが、売り上げが伸びて来ています。あとは「三毛門カボチャ」も本格的にできるようになったんで、再びまたカボチャの商品化にとりくんでいます。昔から地元で親しまれた存在なので、これもまた大事にしていきたいんですけどね。うちの技術を使うことで対外的に豊前の良さを紹介したり、豊前の特産品が売れて、地元の農家さんや漁師さんの所得も増やせていければと思っています。
〜さまざまな段階を経て、皆で特産品を見つけて伸ばしていっているんですね。豊前と言えばというものも増えて来ましたが ・ ・ ・
向:いやいや、元々豊前にはいろんなものが有り過ぎるんですよ。地域の方にとっては当たり前という感じだったんですが、一度東京に行って帰ってくると、ここはすごく便利もいいしいろんな産物がある。それを掘り起こしていきたいという考え方なんです。そのために特産品研究会のメンバーが動いているんですね。
〜一度外に出た人の方がよく見渡せるんですね。その豊かなものを出していくためには、いろんな工夫も必要では?
向:高速ができると博多に近くなりますよね、だから攻めに行けばいろんなものが紹介できるし、そんな前向きな感じが必要なんじゃないかと思います。そのまま放っておくと、都市部にどんどん吸い上げられるような感じですから。そういう意味ではアドバイスを頂いて現場のレベルを調節する、みんなで切磋琢磨するのが必要なんじゃないかと感じています。ふんどし締めて頑張らないとね(笑)。
いま考えているのは、「柿」ですね。「川底(かわぞこ)柿」という渋柿があるんですけど、我が社のドライアイスの技術を使うと、簡単に甘い柿になるんですよ。しかも甘柿と比較しても、上品な甘さになるんです。30年前から地域の皆さんと一緒にやっている技術だから、それが何とか特産に結び付かないかなと今思案中です。そうやって目を向けるといろいろといいものがあるし、海産物も豊富だから、地域おこしのためにはいろんな形でやっていきたいなと思っています 。
〜次の展開が楽しみですね!では豊前は、10年後どうなっているでしょうね?
向:私自身は、21世紀はすごく面白いと思っていますよ。北九州空港もあるし。皆さんがもっと積極的になれば小倉から中津の地域は、これからすごく希望、可能性が持てるんじゃないかと思っています。このエリアは今、自動車産業とか電子関係など新しいものも入ってきているし、従来の豊かな自然と伝統産業や芸能がある、それを上手に残しながら行くと、外の皆さんにとっても魅力的な風景、そして地域になると思うんですよ。この二つの組み合わせは、ユニークさが出る、魅力的な地域になると思うので、私たち地域の住民も行政もそういう視点で努力をしなければと思います。
競争はどんどん厳しくなるけれど、経営ってジーっと待ちの姿勢だと、これだけ世の中の変化が激しい中では、後手後手になっちゃうんです。だけど、変化があること自体が「当たり前」だと思えば、大変ですけど「頑張ろう」という気持ちになる。そこら辺は企業や経済を見る目というか、銀行の経験も役に立っているのかも知れませんね。今はうちも40人ほど従業員を抱えていますが、頑張らないとね(笑) 。
〜道の駅の役割というものもありますよね
向:農家の方とか生産加工業者の皆さんは活気が出てきたというのはありますよね。そういう意味では地域おこしの役割を既に担っているんです。でも時代の流れは、それが売れるということだけでは対応出来ないので。そこから知恵を出していけば、地域おこしの可能性を秘めているんですよね。なかなか難しいところですけれども。
〜貴重なお話、ありがとうございます!
それで毎回皆さんに最後に聞いているんですが、向野さんにとって道の駅とは?
向:以前は、豊前は外部との接点が少ない場所のような気がしていたんですよね。でも道の駅ができたおかげで、ただ道を通過していた地域の皆さんと、接点を持てるようになった、外向きにネットワークを持てるようになる、そんな場所です。自分の方から積極的に関わると、いろんな可能性を持っている場所。みなさんから頂く情報から、こちらが発信する情報までが交わる、良い情報発信の拠点になっていると思いますね。
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