梅雨明け!夏休み目前!ジメジメした暑さも楽しいドライブで吹き飛ばしましょう。7月の紹介は、このコーナー初となる2度目の紹介。この連載の記念すべき第1号を飾っていただいた「道の駅 原鶴・ファームステーションバサロ」にうかがいました。江戸時代から街道の湯治の名所として知られ、筑後川の恵みを受けたこの地域は、柿・梨・ブドウなどの果物や野菜など新鮮な食材が豊富な地域です。今回は、今年春に新駅長に就任したばかりの河津純治さんに、率直なお気持ちを語っていただきました。た。



〜よろしくお願いします!まず、河津さんはもともと地元の方なんですか?

河津さん(以下=河):僕は隣町、県境を越えた大分県の日田市の出身です。もともとは、実家の時計・宝石商を継いで17年間やっていました。知り合いの紹介がきっかけだったんですけど、その後にここに来て、もう6年目になりますね。


〜時計宝石商から道の駅へ。しかも物産館というのは、最初はとまどったんじゃないですか?


河:道の駅があったのは知っていたけれど、僕の中では「まさか」というのが勤めはじめた頃の正直な気持ちでした。ほんとに、来て見てビックリですよ…。この道の駅の年商がいくら、ということは聞いていたので「売れているんだ」とは思っていたんですけど、今までの仕事で扱っていたものとは違いすぎて、一個100円とか200円の単価が、最初は全然理解できないんですよ(笑)。これをいくら積み上げていったら、そんな大きな売り上げにつながるのかが理解できなくて。
だけど、ちょうど6年前のこの時期、7月から柿のシーズンが終わるまでのにぎやかな店内を目の当たりにして「こういうことなんや…」って。売れるということの違いがよく分かったんですね。ここは、100円200円を本当に積み重ねていく世界なんです。それまでの商売とは、やりかたもぜんぜん違うんです。


〜具体的にどんなところが、前の仕事と違うんですか?


河:前の仕事は、カッコいい言い方をすると、「どんなものをお客さんが欲しがっているのかをいち早くつかむこと」が肝心なんです。お客さんも一見さんじゃなくて、何度か来ていただいてる方だし、顔見知りも多くなるから、そのお客さんの趣向を大切にするってことに気をつけていましたね。仕入れるときに「あっ、これはあの人に合いそう」という感覚を持って商品を仕入れるんです。
だから、一概に宝石店といっても、店によって仕入れているものも売り方も違いますが、僕はそういう「付き合い」を大切にする仕事を心がけていました。だけど、最近思うんです。ここも一緒だなあって。「付き合い」を大切にするリピーターのみなさんがいて、たくさんある物産館の中からバサロを選んで来てくれる。
だから、今年からは「ちゃんとした接客をしなさい」、たとえば声かけとか笑顔というかね。レジでも一度はちゃんとお客様の顔を見なさい、自分の顔を見せなさい、と指導しています。スタッフがお客様の心をつかむ、今は多分まだそんな売り方はできてないんだけど、お客さんから「ご指名」されるようになることがこれから先は必要なんじゃないかと思うんです。
駅長になってまだ間もないんで、実感はまだまだですが、「最近スタッフが変わったね」とお客さんが言っていたと生産者に教えてもらったことがあって、そういうことが僕にとっても嬉しいし、一番の励みになりますね。そういう声が出てきたら、いい意味で変わっていくんじゃないかなと思っているんです。



〜そうなんですね!僕もちゃんと目を見て話すようにします(笑)。 話が変わりますが、前から疑問に思っていたことがあって。野菜やくだものって、生産者によって味や風味が変わるものなんですか?



河:やっぱり違う気がします。作っている場所の違いももちろんあるけど、生産者がどんな思いで作っているかで、かなりの違いがあるように思います。出せるもの、出せないものの選別をきちっとやっている、雑な出荷をしないというか…。そういう生産者の商品は、やっぱり味も美味しいですね。お客さんの立場でいえば、心が通じ合うというかね。一番大事だろうし、求めていかなければならないところかな。
僕は、道の駅も・・・・・・・・・・・    次ページへ >>>>




●取材日にたまたま満開だったヒマワリを激写。

●駅長の河津さん。やる気あふれる知識人です!

●週末には、いろんなイベントが開催されています。