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〜「まちづくり」のお話がでましたが、九州で「まちづくり・まちおこし」といえば『小国』という名前が必ず出てきます。簡単に・・・とは、いかないでしょうが、それってどういうことですか?
高:主に観光がベースの話に聞こえがちだけど、都市部の人たちがこういう山間部に求めるものって、きれいな水とか空気、人情みたいなものだと思うんです。受け入れサイドの僕たちは、きちっとそれに対応をすればいいんだと“従来は”考えていました。つまり、“田舎そのもの”で対応すればいいという認識だったんです。 「それって本当は違うんじゃないか」という疑問から、このまちの「まちづくり」は始まっていて、自分たちがもっている財産(具体的には杉など)を活かすには、ただ単にじっとしていても始まらないだろうということ。つまり、自分たちの都合だけではなくて、魅力を感じてくれる外の人たちの考え方さえも受け入れないと、本当の意味での「新しいまちづくり」にはならないでしょ・・という気運が生まれ始めました。どこの「まちづくり」にも言えるけど、持っている素材の素晴らしさは、もちろん大切。だけど、それを守っているのを言い訳に、自分たちの変化をあきらめてるんじゃないかということですね。
〜なるほど。お話がだんだん難しくなってきましたが、そういう町全体の動きの中に「道の駅」は、どういう形でつながってくるんですか?
高:かれこれ、20年ぐらい前のことですかね。もちろん当時は景気も悪くて、「まちづくり」を進める中で「若者の定住促進事業」だとか「過疎関係の補助」だとか、行政が先頭に立ってがんばらなきゃいけない時期でした。先ほどもあげたような、まちのポジティブな動きをリードする役割で、この施設ができたのがそもそもの始まりです。道の駅の供用が始まったのが14年前だから、それ以前の話ですね。来ていただいた事のある方はご存知でしょうが、なかなか田舎には似つかわしくないモダンな建物でしょ? ハードをつくることが100%正しいとは言わないし、おそらく従来の考え方だと、普通に在来工法で作っていたと思うんですよ。だけどここの場合は、建物に機能だけを求めたりはしませんでした。立派な杉(まちの素晴らしさ)が沢山あるのでそれを使うこと、それを都市部の新しい考え方・デザインなどを融合させていくこと。様々な点に気を配りながら、「まちづくり」の考えを反映した建物がつくられたんです。結果として、この建物をはじとする十数戸の施設ができていきますが、どの建物もそういう共通した考えをもとに作られています。必ずしも公共建築だけではなくて、企業やあるいは個人など、「まちづくり」に共感する人たちが、ひとつひとつの建物を生み出していきました。
〜この施設をとおして、地域を取り巻く人々の意識に変化が生まれたわけですね。
高:そういう風に言えますかね。もう少し詳しく言うと、やはり、これまでは外部の人たちに対して、ちょっと拒むような部分があったと思うんです。それが、建物を珍しがってマスコミが来る、噂を聞きつけて建築関係の人が来る、人が集まって地元の人たちとの交流が生まれる、せっかくだから宿泊をして貰おう、一度生まれた交流はもっと促進したい、といったふうに相互作用が始まります。ハードとはいいながら、やはり「まちづくり」の根幹には、それを支える「人づくり」が重要になってくるんですよね。
外部の人たちは、このまちに何かを求めて訪れるみたいですが、これはむしろ逆なんですよ。>>>>
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●元気なリーダー高橋チーフ
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●町の山あいに建つ「小国ドーム」
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