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白:そうですね、海や山に恵まれた自然風土でしょうね。肥沃な土壌が川を流れて海に流れ出す。ここ豊前は、山の幸から海の幸まで、おいしい食材が揃う土地柄なんです。 その中でも今一番私が注目しているのは、道の駅でも販売している「轟の米」。このお米は急な山の斜面にある棚田でつくられています。この棚田では彼岸花をみることができますが、彼岸花の根は毒性があるからミミズがよってこないんです。そうするとモグラに稲を傷つけられることもないんですよ。
これは昔からの知恵で、これがこの地域の昔ながらの風景なんです。ですから、ここで収穫したものには、「彼岸花」をモチーフにしてつくったシールを貼るようにしています。ささやかな試みですが、こういう地元ブランドが少しずつ根付いてきているのはうれしいことですね。
棚田での米づくりは本当に大変な仕事です。平地で10俵採れるお米と傾斜地で6俵しかとれないお米が販売業者では同じ価格になってしまう…、おかしい話ですよね。そんな背景もあって、私たちは労働の対価に見合う価格で買い取ることにしています。少し価格が高くても、水がきれいで朝晩の寒暖差が大きい棚田米はとてもおいしいんです。
値ごろ感というか、「これくらい良いものだったら、この値段はだしていいや!」という感覚がお客さんにもあるようで、このお米はたいへん人気が高いんですよ。
〜白石さんは今や九州の道の駅の“お父さん”的存在だと、いろんな道の駅の駅長さんがおっしゃっていますが、これからの道の駅を担う若い世代に何かアドバイスがあればお願いします。
白:“お父さん”的存在…ですか(苦笑)。そういえば、先程の棚田に私が行くと、おばあちゃんたちが「白石さんは、コーヒーを飲むやろか?紅茶がいいやろか?」と芸能人が来るかのようにソワソワしだすと聞きました(笑)。70代のおばあちゃんたちが楽しみにしてくれている。そういう付き合いができるってうれしいことですよね。時々、感動してウルウルと泣きそうになってしまいます。
このつながりも道の駅に関わる前にはなかったことですからね。なおさらしっかりやっていかなくちゃって思いますよ。
やっぱり、一緒にやってる人たちが経済的に恵まれないと続けていけないわけでね。道の駅がうまくいったことで、みんなが喜んでくれて…、その実績こそが、自分自身の今までの活動の支えになっているんだと思います。
私は元来、本当は肝っ玉が小さくて人前に出てなにかやるなんてもってのほかという人間だったんです。だけど、いろんな役職を経験させていただくうちに次第に変わってきたんじゃないでしょうか。
そう考えると若い人たちは色んなことをやって、色んな人に会って…。何よりも経験こそが大切だと伝えたいですね。 道の駅全体について考える「向上会議」に関しても、そろそろ次の世代からリーダーがでて、若い知恵と新しい感覚で進めてほしいと思っています。 これからなにか始めよう!と思っている方には、私が執筆してきた「豊前通信」を読んでもらうと参考になるかもしれませんね。
もう76号になりましたが、私のこれまではすべてココに詰まっていますから。
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●彼岸花をマークにした「棚田米」はもちろん、お米コーナーは充実しています。
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●最新の「豊前通信」駅長の気持ちがはがき一面にビッシリと詰まっています。
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●残念ながら紙面の都合上割愛しましたが、おなじみの「おもいやりあるトイレ」や「道の駅弁」など、おこしかけならではのアイデアは盛りだくさんです!
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