道の駅直撃インタビュー VOL.10 道の駅くにの松原おおさき
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樫:(前ページのお話:中略)
それとカブトムシは、本当にけっこういます。相撲大会もあるくらいですから(笑)。
カブトムシは牛のフンに卵を産むそうなんですが、そのフンを畑で使う→だから町中いたる所でカブトムシが誕生してる・・・そんな感じです。先日も東京からのお客さまがカブトムシをとってみたいというので、朝早起きをして穫りにいったんです。格好のいいものを選んでお渡しすると、すごく喜ばれて「おいくらでしょうか?」と言われるんです。ちょっとびっくりしてしまいました(笑)。自分で穫るという感覚が都会の方にはないんでしょうね。


〜道の駅のお話に移りましょうか。温泉や宿泊、レストランなど、観光と保養を中心とした施設ですよね?

樫:いやいや、それは少し違いますね。たしかに保養施設として側面はありますけど、主に地元の人々の利用を中心とする施設なんですよ。
温泉にしてもほとんどがリピーター。特に地元の方が畑仕事が終わって汗を流しに来る・・・という風なケースが多いと思います。客室にしても11部屋と少ないし、宿泊者の中には地元への里帰りという方も少なくありません。


〜それは意外でした。施設の雰囲気からも外見からも観光客がメインの施設かなあと思っていました。

樫:たしかに、この建物ってそう見えますよね(苦笑)。
だけど、研修室にしても地元の団体が会合に使うことが多いし、レストランなんて大変ですよ、温泉と合わせて毎日のように来ていただく方もいらっしゃるので「もう飽きちゃった」と言われないように、新しいメニューの開発には、かなり頭をひねりますからね。
物産館にしても同様なんですが、私がやってみたいのは、いかに地元の人に地元のい美味しいものを提供できるか・・ということなんですよ。私が最初にここへ来た時に、海のそばなのに魚介類の価格がとても高くてびっくりしたのを覚えています。ここは観光バスが頻繁に出入りする様な道の駅ではないので、地元の人に対して何が出来るかということに真剣に取り組むことこそ、この道の駅の課題なんだろうと考えています。

●銀色のカブトムシには太陽の光がよく似合います。行ったときに曇り空で残念でした

●右側の小さい建物が物産館、左側の建物が宿舎です。

●取材時のいただいたおいし〜い夕食。会席料理だったので、写真はパンフレットから。


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〜すべての道の駅が、人の流れが多い場所にあるわけではないですからね。どうやらその辺に道の駅の未来像について考えるヒントがありそうですね。

樫:レストランでお出しするメニューを考えるうちに、最近では魚市場にも顔を出すようになりました。
初めの頃は素人なので高く値をつけすぎたりもするんですが、毎日のように行くと、最初は冷やかしてたプロの方が新鮮なアジの見分け方を教えてくれたりもしてね。
この時期には、この天候ならと穫れる魚の“カン”みたいなものも、なんとなく掴めてきた気がします。
今は物産館で鮮魚を売っていますが、地元の方から「今日は何が入ってる?」と電話を頂くほどになったんですよ。
そういう意味では、特産のマンゴーなどにしても同じことが言えますね。地元に並ぶ商品は、外国産ばかりだったり、地元の自慢の特産品を地元の人は口にできない・・・というのは、どこかおかしくなってるんじゃないかと思うんです。



〜なるほど。一人の思いが原動力になって、地域が変化していく。意志が弱い僕にも大変勉強になるお話です。それでは最後に、ズバリうかがいます。樫本さんにとって道の駅とは?

樫:簡単すぎるかもしれませんが「ほっとする場所」ですね。
いろんなところに出掛けても道の駅には気になって入るんですが、生産者の氏名がラベルにはいっていたり、途中でカートを抱えたおばちゃんが入ってきて野菜を並べていたり。僕にとって、地域の人々の息づかいが聞こえる落ち着く場所なんですよ。




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