道の駅直撃インタビュー VOL25
 ■道の駅坂本
 編
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(1ページ、松村氏のコメントからつづき)

………でも地域とのつながりは本当に大切なんですよ。例えばスタッフ・従業員。基本的に遠方から通うって無理だから、地元の人でやっていかなければいけない。もちろん他の道の駅も同じなんでしょうけど、地域と一緒に育っていかないといけないんです。 だから、ウチは少数精鋭。駅長とはいえ、何でもやりますよ。レジ打ち、草刈、レストランさえも厨房に入らないだけでね。ウチはスタッフは基本的に5,6人でやっているんで「一人で三人分ぐらい働きなさい」と声をかけながら毎日をこなしていますね。



〜日々の御努力に、頭が下がります。そんなスタッフの努力で支えられている「道の駅さかもと」が現在取り組んでいること、課題などありましたら教えてください。

松:やはり人は減っています。私が高校の頃は1万8千人居た人口が、今は5千人ですから。そんな場所で、地元の野菜は美味しいけど、特別な産物とかはポッとは出てこないから、私たちが探すしか無い。そのためには他所の駅を学んだり、会議に行って勉強したりするんですけどね。
 例えばここの地元のコメは美味しいんですが、自主流通のものはなかなか農家でも捌ききらない。年寄りだけでは難しいことも多いんです。なので精米機を駅で買いましてね、例えばここで精米して貰ってもいいから、駅でコメを流通させてしまおうとかね。
 この土地にあるもの、普通の生活の中に入って行くことも大切だと思うんです。例えば温泉とかはブームの時は良いけれど、それが終われば経費がかさむだけのものになってしまいますよね。万が一この道の駅が無くなってしまったらどうするのか。 トイレ設備も備え付けのマップも既に古くなっていますが、なかなか予算が出ないまま放置されているのが現状です。
 せめてウチのように10年以上経った駅には一度手を入れてくれるといいんですけどね。 道の駅が閉鎖・・・などということにならないように、情報を提供する場所であると同時に、みんなの休み場所として、また地域の人にも「ここに来れば誰か居る」という風に親しめる場所として、どうやっていったらいいのか、ほんとに日々考えていますよ。現場に立つ人間の感覚を大切にして日々働いて、何とかかんとかで10年ですよ。ここに来た時にはフサフサしてた髪の毛も、ほとんど無くなってしまったけどね(笑)


〜貴重な意見、ありがとうございます。それでは最後の質問ですが、松村さんにとって「道の駅」とは、どんな存在でしょうか?また、これからどうなっていくと思いますか?


松:私たちも常々お客さんに言っているんですが、やっぱり最終的には『ゆっくりできる場所』ですね。私も旅好きで、神奈川に親戚が居るので箱根とか伊豆の道の駅に行ったこともあるんですけど、向こうのはデパートの一部だったりしてね、何か違う。九州のようにゆとりが無いんです。
 逆に言えば、本当の『道の駅』らしい道の駅は九州にあるんですよ。建物の作りが少々悪くて品格が無くても「ああ、地元のもの置いているな」というような、ホッとするもの、ここに行けば何かあるというものが九州にはあるんです。休憩できる場所も、お茶の出るサービスもある、待ち合わせもできる、やっぱり気分的に楽になれる場所というか、それが一番大切。お客さんも遠くから来た甲斐があるというもんです。
 もちろん商売もあるけれど、数字的に割り切れるもんじゃないですからね。この前も子どもたちの研修で「一番嬉しかったのはどんな時ですか?」と聞かれた。なので「地元の商品が売れた時やね。そしてそれは、あんたたちのじいちゃん、ばあちゃんが作っとる。『ばあちゃん、今日売れたね?』と聞いて『売れた。』と。そげん言われたら、あんたたちも嬉しかろ?」と答えたんです。
  みんなが気持ちよくなるのが道の駅、そうだったらいいなと思っていますね。

●レストランは、木目調がシックな雰囲気。

●取材日は霧もたちこめ幻想的なようす!!

●荒瀬ダムは、日本発の「解体」が決定しています!!



●熊本県八代市のホームページはコチラ

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