国土交通省 九州地方整備局 道路部長編
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〜呼び出されて、かなり叱られましたか?

(吉)叱られるのを覚悟してたんですが、説明しましたところ意外なことに「おもしろい、やれ」とおっしゃる。ただし条件がありました。「最低限のルールは必要だが、絶対にがんじがらめにはせず、自治体のアイデアやユニークさを自由に出せる仕組みにすること。条件はそれだけ」と言われました。行政・道路側がやることと自治体サイドがやること、基本的なスキームはそのころ固まっていったんだと思います。その時点で、当初からペアを組んでいた岡本さんのセクション(国道課)が主体となって、今のロゴマークの決定、事業のスキームの確立など、それまでの単なるアイデアが重要な施策として本格的に動きだしたんです。


吉崎道路部長さん


〜あげ足取りのようですが、現在の道の駅では、テーマパークみたいになり、休日の駐車場は満車状態。渋滞を引き起こすケースもいくつかあります。本来の道の駅の目的からすると、ねらいに反しているようにも見えますが?

(吉)多くのお客様でにぎわい、様々な企画を打ち出す優等生のようなな駅ばかりじゃなくて、運営に色々ご苦労されている駅もあると思います。当初の思惑とだいぶ違っているケースもあるかもしれません。確かに、渋滞を引き起こしているようなケースについては対策を講じる必要があると思います。ただ道の駅については、多くの駅の間である程度のデコボコがあることを否定してはいけない世界だとも思っています。


〜私たち「ユーザーズクラブ」が道の駅と共同してできることは、どのようなものでしょうか。

(吉)それぞれの駅が、単独でできる事については、今でも一生懸命やっていて、成功しているところもあります。だけど、ひとつの駅では絶対にできない企画ってありますよね。「スタンプラリー」が、一番分かりやすい例でしょう。それよりもっと複数の駅がネットワーク状に繋がって「ひとつのストーリー」を築くような施策。利用者・管理者・運営者それぞれの立場から知恵を出し合えば、もっと面白い関係性が生まれるんじゃないかなと思います。ユーザーズクラブの会員のみなさんが、どんなストーリーを求めているのか。たとえば、ドライビングに際して、何らかのストーリーを求めながら走ることってありますよね。その求めているストーリーがどういうものかを教えていただければ、道の駅サイドがそれを応援していくという新しい流れがうまれます。全国でも例がないこのような動きは、なんだか楽しいものを生み出してくれる気がします。


〜現状としては残念ながら、ひとつの駅ごとに「スキヤキ」をつくろうとしています。

(吉)そうですね。もちろん、たべものじゃなくてもいいんですよ。例えば、ジグソーパズルのワンピースは、それだけ見てもまったく意味不明ですが、それをつなぎ合わせるとひとつの大きなストーリーになる。道の駅だと92ピースでひとつの絵が完成するイメージでしょうか。う〜ん、ジグソーパズルは結構いいアイデアかもしれない。(笑)




道の駅イメージ(原鶴)

〜これからの未来像も踏まえて、吉崎部長さんにとって、道の駅とは?

(吉)道路と地域を結ぶ「ウィンドウズ」ですかね。というのは、そこから道を眺めると行政の姿も、道路の秘め持つパワーや逆におかしな部分も見えてくるかもしれません。私たちからすると、ドライバーの道路に対する不満やニーズ、地域の姿も見えてくる。文字通り双方向の「窓」という意味で。もうひとつはこれを通じて、道路行政やドライバーのマナーを変えていこうとする際に、ひとつの「プロトコル」というか、「OS(オペレーションシステム)」としての性格もあるのではないかという意味で。キザすぎるかもしれませんけど(笑)。


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