今回のクローズアップは、いま最も“元気がいい”といわれている、鹿児島県の「道の駅・たるみず」を紹介します。


〜今日は大雨でたいへんな状況の中、インタビューに協力していただきありがとうございます。まずはいつもの質問なんですが、前村支配人は、こちらに来られるまで、どういうお仕事をされていたんですか?

前村支配人(以下=前):私は、おととし定年を迎えたんですが、それまでの34年間はホテル関係の仕事をしていました。リゾートホテル「霧島国際ホテル」の営業部門にいたんです。営業所の勤務が多くて、福岡に7年、東京に2年、広島に3年、ようやく現地に戻ったかと思うと、1年で大阪に。そこで定年までの21年間を勤務しました。定年退職を向かえ、しばらくはゆっくりしようと思っていたんですが、数ヶ月もせず、縁あって「道の駅たるみず」のオープンに立ち会うことになりました。もともと指宿(鹿児島県)の出身ですが、育ちは福岡で学校関係もすべて福岡。縁があったとはいえ、実はこの垂水に深い関係があったわけではないんです。



〜なるほど。でしたら、このインタビュー博多弁でもいいかもしれませんね(笑)。リゾートホテルにつとめられた経験が生かされていることはありますか?

前:はいはい、大いにありますね。来駅者の内訳が、オープン当初は地元が4割・県外が6割だったんです。それが今年に入って地元が3割・県外が7割という状況に。いかに市外、県外のお客さんに来ていただくかを考えるときに、観光バスルートの誘致や、イベント開催・情報の発信、広報の呼びかけ先などを営業マン時代の経験から学んでいた気がします。立地条件としては、観光拠点(桜島・鹿児島→霧島など)を結ぶ場所にあって、遠くは、関東・関西からきてくださるお客様もいます。おかげさまで現在、観光ルートの一環(中継地)としての利用が増えているのではないかと考えています。


〜「道の駅たるみず」はオープン以来、わずか2年で100万人超の利用者が足を運んでいるそうですね。情報誌の人気度調査でも常に上位にランクインしています。ズバリ、その魅力は何だとお考えですか?

前:そうですね。一番は、この駅の代名詞的な存在である「足湯」と「温泉」でしょう。特に足湯に関しては、オープン以前の“46.2メートル”(青森県内某施設)をはるかに更新して、現在では私どもの“60メートル”が日本一となりました。正確には、蛇行してるので伸ばせば65メートルくらいはあるんじゃないかな(笑)。  温泉に関しては、9割が地元の利用者なのでリピータも多く、毎日来られる方もいらっしゃいます。日替わりで男女が入れ替わるお風呂が1階と2階にあり、歩行湯、湯船、サウナなどホテル並みの設備が大変人気です。特に2階は景観が素晴らしいので、「2階は今日、男湯?女湯?」と電話で尋ねてくる方もいるくらいです。


〜物産館には、地元ならではの特産品もかなりありますね。人気商品と言えば何でしょう!?

前:今一番の注目株は、「海ぶどう」です。これはもともとは沖縄の名産ですが、垂水で初の養殖に成功して、昨年の10月から販売しています。いまでは、電話での問い合わせも多い人気商品となっています。養殖でいえば、あわびの一種に「とこぶし」というのがあって、こちらは今年の5月からの販売。新聞で取り上げていただいて以来、反響も大きくて、あまりの人気ぶりに現在は一人10個限定ということにしています。 他には、カンパチ、キヌサヤ、インゲンも生産日本一を誇る特産品。実は、たるみずには、たくさんの「日本一」があるんですよ。 加工品では、九州で2〜3位の生産量があるビワは、これを加工した「ビワソフト(250円)」がよく売れていて、5月4日には一日で2400個も売れてしまいました。生活改善グループ(地元のご婦人たちによる団体)の「ふくれ菓子」や、朝早くから作っている「木綿豆腐」も美味しくておすすめ。館内で作る(地元ならではの製法にこだわった)「さつまあげ」も是非、できたてを食べてみてくださいね。
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●前村支配人:さわやかな笑顔に、元気をいただきました。

●足湯ブームを決定づけた“なが〜い足湯”錦江湾と桜島を眺めながらのリラックスタイムをどうぞ。

●物産館は連日大にぎわいです。

●「海ぶどう」と「とこぶし」。見栄えはどうかと思いますが、たるみずのウマ味が凝縮した珍品です