道の駅直撃インタビュー VOL29
 ■道の駅山内 編
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(1ページ、犬走氏のコメントからつづき)

・・・・・・一番最初にとりくんだのが黒米です。古代米で、色彩の中にアントシアニンという身体に良い成分が入っているらしくて。吉野ヶ里の赤米とか緑米とか、他所もいろいろあるんですけど、うちは黒髪だから黒ということで。これでおはぎやパスタ、ソフトクリームとかいろんな料理や加工品を作ったりしています。あと夏は黒西瓜(スイカ)、黒というか濃い緑ですけどね。中はもちろん赤いんですよ。冬は黒大根(ダイコン)ですね。これも中は白いです。
こういったものは隣のレストラン『なな菜』でも出しています。この3つが代表的なものですね。それまでにもいろんなものを試したんです、黒ピーマン、黒胡椒、黒ジャガイモ、黒トマト・・・でも黒ければいいというものでもないから(笑)でも黒ニンニクとかは、将来的には扱ってみたいなとは思っています。ほかにも竹炭の製品なんかも置いてあります。やはりこれからはオリジナリティがないと、生き残っていけないと思うので、これからも開発は続けていきたいですね



〜先程レストランの話が出ましたが、自然食、ヘルシーな料理が評判ですよね。

犬: 『なな菜(ナナサイ)』ですね。できて3年になりますが、ここの料理は基本的に地元の自然食、野菜を美味しく食べるという目的で作りました。バイキング形式なんですが本当に旬の野菜のみで、肉はないし魚もほとんどないんです。女性のお客さまを中心に人気で、週末や祭日は一時間待ちになっているほどの盛況ぶりです。ここで美味しいものを食べて貰って「どこの野菜なの?」ということで物産館に戻って来て黒米、黒大根や青梗菜などの野菜を買って貰う、納得して買ってもらう、相乗効果も高いですね。

黒大根も天ぷら、刺身とかもあるんですよ。美味しいとお客さんに言って頂いています。今の時期は新タマネギとかが旬ですね。手間隙をかけていますし、営業時間も限定されている(※11:00〜16:00)ので全然利益は高くはないんですけど、リピーターの方々も多いです。


〜美味しそうですね!食べてみたいなぁ・・・。山内ならではの魅力がたくさんありますけど、犬走さんはここで働くことに充実を感じていますか?


まだ務めて1年足らずですけど、ここでの仕事は面白いです。私は地元の人間ですけど、実は職場に通ってばかりで、地元について、人や産物について知らないことばかりだったんだなと思います。結構きつい仕事ですが、魅力を知ることができたし、地元に貢献もできて生きがいも喜びもあります。百貨店の頃はとにかくノルマが厳しかったですが、ここでは自分たちで工夫して、売り上げの目標やノルマを設定しなければいけない。今は商品が満杯状態という問題があるので、売場のスペースも工夫したりしながら、お客さんに見やすく買いやすいように、少しずつやっていこうと思っています。

佐賀の道の駅ではマナーアップ向上の動きが盛んですけど、接客ひとつをとってもあんまりセールス、他人行儀な言葉だといけないし、逆に方言だけでもいけないし。その辺は永遠の課題なのかもしれませんね。

ただ、うちの道の駅は地元の方、そして常連さんが多いので、ひとりひとりのお客さんに合わせた対応を心掛けることが求められているんだと思います。これからの道の駅は生産者側、地元密着というだけでなく販売の方法にも力を入れていかないといけませんからね。

だけど、行き着く先はスーパーじゃないから。均一化ではないし、それとは違うところが魅力だから。お客さんもそれで選ぶでしょうし、これだけ道の駅が全国に増えると、スーパーやディスカウントストアと肩を並べる「道の駅ならでは」の消費者のラインが、新しく出来るんではと思っています。最近は地産池消の志向も戻ってきていますし、昔は「一里四方の食べ物で病(やまい)無し」という考え方があったんです。当時は食べ物自体も少なかったんでしょうけど、そういうマインドに戻って来ているのかも知れないですね。


〜貴重なお話、ありがとうございます!それでは最後に、犬走さんにとって「道の駅」とはどんな存在でしょうか?また、これからどうなりますか?


犬:売場スペースや駐車場など、ハード拡張の問題もあるんですけどね。まだ「道の駅」全体としては、一時期ほどではないにしろ昇り調子じゃないかと思うんです。10年後は商売の話だから分からないですけど。この山内の道の駅、黒髪の里は、地元の人にとってもお客さんにとっても無くてはならないものになっている、山内町の交流・情報発信場所、“元気”が集約された場所になっているんじゃないかと思います。

県外から来られた方にも「山内というところがある」という認知、PRにもなりますし。10年前はこの町を知らない人が多かったでしょうからね。他に比べるとまだまだですけど、年間でも100万人弱の方々がここを訪れていますし、武雄も「がばいばあちゃん」で売っていますけど(笑)、その土地その土地での良さを売っていく訳ですから。黒髪山を訪れる人が増えたり、「黒い米があるってさ」と話題になったり、行ってみようと思って貰える存在になるといいですね。

●店内には窯元直送のやきものがずらり。施設をギュッと品よく演出してくれます

●「黒」にまつわる商品コーナー。何かひとつ、買って帰らないと、山内については語れません。

●常設の望遠鏡で霊峰黒髪山が拝めます。ちょっと、手前の車が邪魔ですが…。



●道の駅山内のホームページはコチラ

道の駅 山内から、「黒髪米」を抽選で3名にプレゼントいたします


今回のプレゼントは、名前の通り黒髪山の湧き水で育った貴重な古代米、黒米です。地元の人々が手間と苦心を重ね、開発した減農薬栽培で作られた自信作です。黒米は雑穀米のひとつとして独特の風味、そしてヘルシーさが静かな人気を集めています。おいしさと毎日の健康を支える逸品を、是非ご賞味下さい!